元不登校・じゆうマンの習慣教室

元不登校で作業療法士のじゆうマンが、学校・仕事・趣味・休息・睡眠など、健康に関わる問題に対し、経験×専門知識から解決する方法を語ります。

不登校への対応を考える【環境の視点から】

 

公園のブランコ
こんにちは、じゆうマンです。

 

現在、不登校への対応に困り、どうしたら良いかわからないと感じていませんか?不登校の問題はデリケートな問題で悩みますよね。

 

私は中学生時代に不登校を経験しており、今は作業療法士として社会に出ています。

 

今回はそんな私が「不登校の子供への対応をどうしたら良いですか?」というご質問にお答えしたいと思います。

 

 

 

不登校への対応を考える

結論からいうと「環境」を少しずつ変えることを意識してください。

 

ここでいう環境とは、「作業の動機付け、組織化、遂行に影響を与えるある人の文脈の特定の物理的、社会的、作業的、経済的、政治的、文化的な構成要素」を言います。

 

シンプルに言えば、人が行う作業(仕事、余暇、休息など)に影響を与える、周囲の物や物以外の環境と言ったところでしょうか。この環境は、今の不登校という作業に影響を与えて変化を起こします。

 

イメージしてもらうとわかりやすいですが、例えば自宅での自分と、仕事場での自分は違いますよね。その場の行動も勿論違うはずです。

 

このように、場所一つ違うだけでも、行う行動が変わり、行う作業が変わるということなんです。環境次第でその人が環境から求められるものが変わる為、変化が起こるんです。

 

環境からは常に刺激を受けている

環境によって行動が変わることをお伝えしましたが、つまり環境から常に刺激を受けており、その刺激に応えるように人も反応しているということです。

 

不登校の学生は、おそらく「自宅」という環境で過ごすことが多く、とても限られたところからの刺激しか受けていないことが考えられます。

 

 

私もそうでしたが、1日の時間の多くは自宅で過ごしていました。そこではテレビや携帯電話、ゲームを使う時間が大半でした。

 

 

私のケースのように、自宅から受ける刺激は屋外と比べて限られており、その結果、行う作業も制限されています。極論ですが、自宅で「部活がしたい」と思っても、物や人、場所がなく難しいですよね。

 

特定の刺激を受けるには一定の環境が必要であり、行動を変えるには少なからず環境の変化が必要ということです。

 

環境は人を変える

手を広げた女性

以上で挙げたように、人は環境から刺激を受け、作業が変わる為、環境はとても重要であることがわかります。

 

もし不登校を改善させるとすれば、不登校中の学生が自宅、もしくは自分の部屋から少しずつ学校の環境へ近づけるように促します。

 

例えば自分の部屋でこもっているなら、少しずつリビングに来れるようにし、家族との話の時間を増やす。その時間が増えれば、次は屋外で一緒に過ごす時間を増やしていきます。

 

そして図書館で勉強したり、外で運動したりする習慣を増やすと言った具合です。勿論、ここに使える制度や施設があれば、利用するのも良いかもしれません。

 

ただし、注意して欲しいのが、急に「自宅から学校」のように、段階を飛ばさないことです。おそらく心身共に適応することが難しく、より社会との距離が生じてしまいます。

 

環境は人の何を変える?

環境が人の行動を変えていくにあたり、その人の中ではどんなことに変化が起きているのでしょうか?

 

それは

・興味

・価値

・自信

といったところが変わります。

 

興味は「何が楽しいか」、価値は「何が重要か」、自信は「自分は何ができるか」と言ったところが考えられます。

 

 

例えば公園という環境で野球ボールを使った遊びをすると、キャッチボールが楽しく、そのキャッチボール相手と遊ぶことが重要になり、しっかりとボールを投げれることが自信になるかもしれません。

 

 

環境はこれらを育てながら、そのほか身体・認知の機能も変化させていきます。環境は人の行動を変えるにあたり、大まかにこれらのステータスを変えます。

 

不登校に限らず、子供が成長するにあたり、どの環境で過ごすかによって育てられる要素が変わるので、ここを意識するだけでも子育てが楽しくなるかもしれませんね。

 

あなたも環境の一部

子供の対応に悩む両親

また、環境というと「」をイメージしやすいですが、「」も立派な環境ということです。

 

 

簡単な例として、もし子供と親が喧嘩をするとどうなるでしょうか。子供は怒り、自分の部屋にこもるかもしれません。この一場面だけでも、子供は「部屋にこもる」という行動をします。

 

 

つまり、ある人にとっての「周囲の人」も、十分に行動を変える力を持っているということです。

 

親やそれ以外の大人も、不登校の学生にとっては刺激を受ける対象であり、それが不登校を改善させる刺激となるか、反対の刺激となるからその大人次第ということにもなります。

 

学生と周囲の大人も常に刺激し合っているため、そこを意識することが、不登校の学生への対応を考える上では重要なのではないでしょうか。

 

不登校を解決するのは周囲のサポート

もしも不登校の学生が、自分で状況を変えることが難しいのであれば、上で挙げた周囲からのサポートも必要かもしれません。

 

しかし、不登校は様々な原因があり、周囲のサポートと言ってもその言葉の背景には、繊細な行動が求められます。

 

お伝えしたように、いきなり学校へ連れていくことはオススメできませんし、その子に合ったサポートが必要になります。

 

 

私の場合は高校に進学したタイミングで不登校を改善することができました。これも日一つの環境の変化ですが、どんな環境の変化がその子にとって状況を好転させるかわかりません。

 

 

 

大事なのは、まずその子のことを良く理解するという段階からスタートし、どのような環境がその子にとって合うかを探ることが必要です。人の理解なしに、行動、そして作業を変えることはできません。

 

まとめ

まとめですが

・不登校への対応として環境を考える

・人は環境から常に刺激を受けている

・あなたの環境の一部で、相手を変えることができる

・不登校を解決するのは、本人を理解した周囲(環境)のサポート 

 

不登校は難しい問題ですが、少しずつ状況が好転させていけると良いですね。

 

じゆうマン

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