元不登校・じゆうマンの習慣教室

元不登校で作業療法士のじゆうマンが、学校・仕事・趣味・休息・睡眠など、健康に関わる問題に対し、経験×専門知識から解決する方法を語ります。

不登校への対応を考える【興味の視点から】

子供が勉強をしている

こんにちは、作業療法士のじゆうマンです。

 

簡単に自己紹介ですが、私は中学生の大半を不登校として過ごしました。その後、高校から学生として復帰し、現在は作業療法士となっています。

 

そんな私ですが、この記事では不登校の学生に対する対応を考えていきます。

 

不登校に対する対応はとても悩む問題であり、一つ間違うと家族同士であっても大きな亀裂が生じる恐れがあります。

 

不登校中の子供がいるけど、どう対応したら良いかわからない」といった保護者の方も少なくないと感じますので、不登校経験を元にその方法を探っていきたいと思います。

 

はじめに結論を言うと、不登校中の興味を探り、まずしたいことを考えてあげます。学校に行くだけが全てではなく、本人を人として考えてあげてください。

 

 

不登校への対応を考える

不登校への対応の一つとして、まず「興味」を考えてあげてください。

 

ここでいう興味とは「人が行うことに楽しみや満足を見いだすこと」です。

例えば

・読書をしている時間が楽しい

・ゲームにいは夢中になれる

・食べるのが好き

・買い物には楽しい

などです。これらにはベースとして体を使ったり、頭を使ったり、物を作ったり、チャレンジしたり、人と交流したりといった感じが含まれます。

 

しかし、不登校中であると、興味が十分に反映された生活をしている学生は、少ないのではないでしょうか。ですので興味の持てる活動ができているかを考えてあげます。

 

もしわからない場合は、これまでの生活の様子から探ることもできます。興味の持てる活動、つまり楽しめ、満足できる活動は当人にとってどんなことであったかを考えます。

 

それは

・体を動かしている時

・頭を使っている時

・物を作っている時

など、これまでの様子を振り返って見てください。そこから繋がる興味を考えて活動を提案し、徐々に生活範囲や習慣を戻してあげると良いです。

 

興味を持てない、何もしたくない学生

ノートと鉛筆

しかし、中には興味がない学生もいるかもしれません。

 

例えば

・楽しいと思えるものがない

・何もしたくない

・寝ている方が良い

といった具合にです。

 

根本的にエネルギッシュになれる状態ではなく、シンプルにぼーっとしている状態の方が良いと答える学生もいると思います。

 

文部科学省が行なった平成26年度問題行動等調査における「不登校になったきっかけと考えられる状況(複数回答可)」では、「無気力」が原因で不登校になったのが小学校では2 3.0%、中学校では26.7%となっています。

 

こうした学生は、興味を探って行動を促そうとしても、そもそも無気力な状態であれば体が動きません。もし「学校に行きたい・・・」と感じていても、体がついていかないのです。

 

こうした状態は、エネルギーが無くなっている状態、つまり栄養不足かもしれません。下記の記事で少し触れているのでご覧ください。

www.guman.site

 

興味は育てられる

また、興味は育てられます。

 

どんな方も、楽しいものや満足できるものは、常に変化しているはずです。昔は体を動かすのは嫌いだったけど、今はジムで汗を流している人もいるのではないでしょうか。

 

でもその興味が変化したのにも勿論、原因があると思います。

例えば

・体重が増えた

・友達に誘われた

・引っ越した先の近くにあった

などです。

 

ジムに通うようになった原因には、何かしら変化があったはずです。それは本人の変化は勿論、周囲の変化もあります。

・体重が増えた→本人

・友達に誘われた→環境

・引っ越した先にあった→環境

といった具合にです。

 

もし不登校の学生の興味を育てるには、本人単体での変化は難しいので、上のケースの様に環境の変化が必要です。

 

例えばもともと興味がないなら、興味を作る環境(自宅内外問わず)を作る。興味があるなら、その興味が実現できる環境に移る(買い物ならスーパー、勉強なら図書館など)。

 

行動の変化を導くためには、少しずつ環境の変化が大事なんです。

 

無理やり学校に行かせるのは暴力に等しい

教室

ここで注意したいのが、「興味なんて関係ない」と、無理やり登校させる人がいれば考え直してください。

 

中には手を無理やり引っ張って学校に行かせる人もいますが、解決するのは本当にレアケースだと思います。

 

根性で解決するなら小学校、中学校合わせて10万人を越える不登校の全てが解決しているはずです。

 

変化が行動を変えるには大事と伝えましたが、「不登校→登校」の環境の変化には負担が掛かります。私も何度かチャレンジしましたが、本当に何度涙を流したかわかりません。

 

できていないことを、「できていること」に変えるには段階づけが必要です。そこには徐々に自信つけたり、考えや動きを慣らしていく過程も含まれます。

 

興味を含めた当事者全てを考えて対応するのが、不登校への対応なのではないでしょうか。

 

まとめ

まとめですが

・不登校への対応の一つとして興味を考える

・興味は環境の変化で育める

・大きな環境の変化は負担になるため、段階を踏む

 

不登校は単純なものではなく、不登校の学生やそこに関わる全て要素をまず考える必要があります。

そこから解決に近い要素を考え、アプローチしていく必要があるのではないでしょうか。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


健康と医療ランキング